3年前の中規模噴火(火山活動レベル3)以来、巨大なエネルギーを秘めている存在として、身近な山容の美しさに見とれながらも、そこはかとない恐怖感がぬぐいきれません。
火山としての浅間山について学べば、少しは安心できるのではないでしょうか。ということで、今回は特別にお願いをして浅間山のみならず火山学の第一人者である荒牧先生に講演していただきました。
プロジェクターによって、私たちにも分かりやすい火山のメカニズム、浅間山の活動の歴史や現在の状況までの解説をお聞きし、「当面は心配は要らない」ということで、少し安心した、というのが正直な感想です。
気象庁の火山情報では、浅間山の活動は徐々に収まり、現在はレベル1(静穏な火山活動:噴煙は比較的少なく、火山性地震の群発が時折発生するもののその規模は小さく、火山性微動の発生も少ない。噴火可能性低い、静穏な活動期)となっています。
とはいえ、もし滞在中に大きな噴火に遭遇したらどうするか、心構えや具体的な対応策を考えておくことが必要と認識させられました。
荒牧先生、ありがとうございました。(広報担当 村上奉文)