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新たな気持ちでもう一度、原点に返りスタートを
第三代会長 川又 正義(空の街)

 オーナーズ会が発足して今年で20年。いろいろなことがありましたが、早いと感じるか、やっとと感じるか、とも角、大変おめでたいこと、そして大変素晴らしいことです。これはすべて、会員の皆様の暖かい心と委員の皆様の努力の積み重ねで、今日の日を迎えることができたのです。
 
 まさに「継続は力なり」です。会が歩んで来た軌跡を振り返った時、反省もありますが、胸を張って皆様と共に喜びたいと思います。単に20年と言っても、オーナーの集まりを考えた時、発足当時60才の方は80才に、70才の方は90才に(竹林先生、卒寿おめでとうございます)なる訳で、本当に頭が下がります。
 
  それぞれの時代に努力された有能な友人達を失いながらも、世の中の変化に順応し、環境の変化にも負けず、プリンスランドが安全で快適な場であり、心の癒しの場であり、明日への活力となる場であるよう活動してきたことは正しく、今後もこのために努力をしなければならないと思います。
 
  20周年を一つの区切りとして、新たな気持ちでもう一度、原点に返ってスタートをしなければなりません。好きな時に、好きな時間を楽しむだけではなく、オーナーズ会としてはプリンスランドが平和で快適な空間であり続けるよう努め、さらに嬬恋村の重要な歯車の一つであると認識し、村の発展にも寄与しなければならないと思います。

  勿論、オーナー一人ひとりの代弁者でなければいけません。
  私達は一様にこの地の緑が、風が、光が大好きですから、自然に感謝し、癒しの場であるよう努力を続けて行こうではありませんか!!

 

第1回集会に大勢が集まって下さった感激
初代会長 宮城 裕史(鳥の街)

 20年ほど前のその頃は、鳥の声、風の音を楽しみに2週間に1度はプリンスランドを訪れ、静かで美しい春夏秋冬それぞれの自然に興奮し、「この地に住み東京へ通勤できたらなぁ」と思っていたものです。

  オーナーズ会発足の少し前に、別荘を快適に維持するためには、個々に希望や意見を出すより、意思を統一し外部に働きかけないことには管理面での改善も望めず、オーナーの方々とも仲良くする機会もつかみにくいと、まず我々数人のほか、現地の元軽井沢地所の広本さん、現在の秀琳の大旦那(お元気かどうか)などに声を掛け、狭い我が家にわいわい集まったり、青山のレストランで会食するなど家族的な話し合いをしたものです。

  しかし、どうやって皆さんに連絡をとるかが大問題で、管理事務所にはニラまれる(ただし現地事務所の方の中には大変親切で常に協力的な方々も。今思えば懐かしい)など抵抗もありましたが、何とか苦労して第1回集会を新宿文化会館で開会できる運びとなり、約五、六十名集って下さったときの感激は我々発起人一同の忘れ得ぬ思い出です。
 
  この時のメンバーである徳川氏の名司会振りも懐かしい。現在、この徳川氏、広本氏など、発起人の中にはオーナーを退いた方も居られ、淋しい限りです。当時は、現在の「おもちゃ王国」のあたりにはオーナーのためのプールプラザ、現ゴルフ場及びクラブハウスその他があり、そのクラブハウスでは大蔵屋主催の心温まるパーティが開催されるなど、和気あいあい、別荘地らしいおっとりとしてのどかなものでした。
 
  ところが、思いがけない大蔵屋の変身から用地の売却、遊園地の開発により、私の記憶違いでなければ現在のパターゴルフ場手前寄りにあったミニロッククライミングの大岩山も撤去し、子供が自然に親しむ野性的開放から遠ざけ、情操教育も不可能な今風の似たり寄ったりの遊園地になってしまい、自然破壊につながったことが一番の心残りでした。
 
  今では開発および管理会社の心ある協力体制が徐々にできつつあるため安心していますが、ここに至る我々の歴史こそ、まさに20年の歳月でした。

   

20周年は、ねばり強く続ける会の活躍の一里塚
第二代会長 柴田 岩夫(虹の街)

 早いもので、もう20年たったのであろうか。その間、難問題が山積みし、一時はどうなるかと思うことが、度々あった。良くここまできたものである。
 
  悪夢のシナリオ――東京から3時間かかって、やっとプリンスランドの入口に到着した。車の内から、反対側にそびえる31階建ての高層ビルが2棟見える。どう見ても、高原には相応しくない景色である。

 低迷する経済下では、空部屋も多く、住民もまばらと聞く。高層ビルを当てにした多くの商店も、閉店した所が大半で、まるでゴースト・タウンのようである。ビル周辺の広場は、手入れもされず、粗大ゴミも放置したままである。もう少しで家に到着できると、自由の女神通りに車を進める。
 
  ところが、自由の女神の通りは全部駐車場と化し、大小の車が乱雑に通路を占領している。以前は、確か美しい花いっぱいの花壇が中央にあったはずだが、今は雑草で茫々。車の間をぬって、やっとのことで遊園地の入口まで到着した。

  が、そこは騒音の真っ只中。殆どいない客に、マイクのボリュームいっぱいに上げての案内嬢の声。客よせのつもりなのか、やたらに流す高音の音楽。腹立だしさを抑えて、やっと家に辿り着く。夕食がどうやら終わった時、頭上に突如花火が炸裂し始めた。
  これで、楽しみにしていた鳥たちも、暫く遠くへ避難してしまう。近くの貸別荘の若者のグループが、楽器に合わせて声高かにカラオケ大会が始まった。見世物小屋の犬の群の遠吠えが聞こえる。 楽しみにきた別荘の今夜は、ゆっくり休めるだろうか。
  明日の総会で、会員の皆様にお会いしたら、すぐに東京へ帰ろう。
 
  ──オーナーズ会の皆さんの20年間の努力により、この悪夢のような「シナリオ」はほぼ回避された。誠にご同慶に堪えない。今後益々、都市計画制度の導入など一つひとつ解決してゆく、ねばり強く続ける会の活躍が期待される。
 
  20周年記念はその一里塚の様に思える。オーナーズ会役員並びに会員の皆様のご健康を念じつつ。嬬恋村を愛し、快適な別荘生活の向上を目指す皆様へ。

 

 

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