■ 被災者に開かれた浅間高原を
── 可能なら同業種継続型で
今回ばかりは体が勝手に反応していました。大震災の二日後、私のふるさと東北へ、私のかつての留学国フランスからもレスキュー隊がやって来ると知り、仏大使館にボランティア通訳として名乗りをあげると、「では同行してもらいましょう」との返事。翌日、羽田に降り立ったフランス民間防衛隊(Securite Civile)に合流して仙台へ向かいました。
残念ながら、人命救助というには現場が凄惨すぎたところへ、放射能を懸念する仏政府からの退避命令が下り、わずか三日で解散を余儀なくされましたが。
いったん北軽井沢の自宅に戻り、物資を積んでふたたび被災地に向かうつもりでしたが、ここは、むしろ地元にいながら組織すべき活動もあるか、と思い直し、北軽、嬬恋在住の有志数名でボランティア団体を立ち上げました。
浅間高原一帯の別荘や保養所を、当面、被災者の方々に提供してもよいというオーナーを募り、ある程度戸数がまとまったところで、国や県をつうじて情報提供しようというものです。
呼びかけの結果、十数名の篤志の方々から「貸与可」のお返事が寄せられました。人間の善意というものは確実に生きている、と感じます。とくにプリンスランド オーナーズ会からは、理解と共感のお言葉が矢のように返ってきて、本当に心強く思いました。
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